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345. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 19 37 58.38 ID B1xkSSrI0 ともかく、今は逃げないといけません。こっちはムギ先輩が6匹もってたとしても、11匹。それに、ここは広くはありませんし、外に出ないと……。 「ゆい先輩、ムギ先輩、ともかく、ここから出ましょう」 「ええ。でも、この数を相手にするのは……」 「任せなさい!!」 フンス、と気合を入れる、ゆい先輩。 「では、早速、準備をっと」 ゆい先輩はギターをセットします。 「では、ミュージックスタート!!(true my heartを想像ください。分からないなら、あずにゃん きしめんでググッてください)」 久しぶりの音楽を使った攻撃ですね。ゆいぐるみはありませんが。 「気をつけて、そろそろ来るから」 ゆい先輩が私達に言います。 「何がですか?」 「見て、梓ちゃん。何かくるわ」 ん?なにか、文字みたいのがワンリキー達に向かって、迫ってきます。 「!? 避けろ、お前ら」 346. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 19 38 54.25 ID B1xkSSrI0 「くらえ、ゆいちゃん真拳奥義『あずにゃん・弾幕』」 『あずにゃああああああああああああああああああああああああああん』 『あずにゃああああああああああああああああああああああああああん』 『あずにゃああああああああああああああああああああああああああん』 『あずにゃああああああああああああああああああああああああああん』 「リキーーーーーーーーー」 「マンキーーーーーーーー」 何匹かのワンリキー達は避けきれずに直撃しました。 「今のうちだよ。逃げよう」 「え、ええ。納得しかねる部分もありますが」 私はゆい先輩を右手に抱え、左手で、ムギ先輩の手を握り、逃げ出します。 「ずるーい。私も手をつなぐ〜」 「なにのんきなこと言ってんですが」 「逃がすな、追えー」 残りのワンリキー達も私達に襲い掛かります。 「大丈夫。まだ、私の奥義は終わってないよ」 そういえば、まだ、音楽は止まってませんね。そして、また、文字がワンリキーたちに向かってきます。 『あずにゃんはゆいの嫁』 『あずにゃんならゆいの横で寝てるよ』 『あずにゃんペロペロ』 なんていうか、大いに文句を言いたい文字が私達の道を塞ぐ、ワンリキー達を跳ね飛ばします。 「さあ、早く逃げよう」 「はい」 「ええ」 347. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 19 40 08.60 ID B1xkSSrI0 「くそ、逃げられたか」 「お前らはあいつらを追え」 「はい。指揮官は?」 「俺は先に上にいる。邪魔者たちの掃除をしないとな」 「分かりました」 348. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 19 42 11.05 ID B1xkSSrI0 「待ちやがれ」 「しつこいですね、あの連中は」 「どうする?戦う?」 「戦うっていっても、廊下は狭いですし。……ちょっと、止まってください!」 少し前のところのドアが跳ね飛ばされ、中から、ガラガラ1匹とカラカラが3匹が出てきました。後ろからは、ロケット団3人とワンリキーとマンキー8匹くらい。どうすれば、いいんでしょうか、って考えてる場合じゃありませんね。 「出てきて、ハッサム、ニューラ。ここは強行突破です。ムギ先輩は後ろを頼みます」 「任せて。出てきて、カポエラー」 「あずにゃん、私は?」 「ゆい先輩は私の頭の上でじっとしていて下さい」 「えー。あずにゃん、ひどくない?」 「いいですか、ゆい先輩。ゆい先輩は秘密兵器なんです」 「秘密兵器!」 「だから、ここで、おいそれと使うわけにはいかないんです」 「そうだね。じっとしてるよ」 私はゆい先輩を肩車します。 349. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 19 43 03.56 ID B1xkSSrI0 「ありがとうございます。ハッサム、シザークロス。ニューラ、こおりのつぶて」 向かってくる、カラカラ達を跳ね飛ばします。 「ガラガラ」 「ニューラ」 ガラガラはもってるホネをニューラに投げつけて、ニューラは跳ね飛ばされる。 「あれはホネブーメラン!?」 「気をつけて、戻ってくるわ」 「分かってます。ニューラ、避けて」 「!? あずにゃん、それは駄目だよ!!サムちゃん、援護して」 「何で……あっ!!」 ニューラがホネブーメランをかわした所に、ガラガラがすてみタックルを仕掛けにきます。 「ハッサム、バレットパンチで援護してください」 ハッサムは素早く、ガラガラを跳ね飛ばします。 「よしよし。あずにゃん、よくできたね」 ナデナデ。 「だから、撫でないで下さい」 「2人とも、今のうちに」 「ええ、そうですね」 私達は再び、逃げ出しました。 350. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 19 43 45.80 ID B1xkSSrI0 「もう少しで、甲板です」 「そうね」 「頑張れー、あずにゃん、ムギちゃん」 「もう少し、緊張感を持って下さい」 やっとの思いで、甲板に出ました。これで、一安し……!? 「ようやく、ご到着か」 私達が甲板に出ると、ロケット団の連中がたくさんいます。空には、オニドリルやピジョン。ロケット団の周りには、カラカラ、ガラガラ、ワ ンリキーやマンキー。そして、その周りには…… 「あ、あ、あ、あ、あずにゃん、これ」 「ゆい先輩は見ちゃ駄目です!!」 351. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 19 45 09.13 ID B1xkSSrI0 周りを見ると、ボディーガードの人達やポケモンが血を流して倒れている……なんていうと、まだ、いい方で、中には腹を貫かれた人や首のないポケモン等、まさに地獄絵図です。 「……ひ、ひどい」 ムギ先輩も青ざめています。 「さて、楽しもうか、こい、バンギラス」 今、ゆい先輩もムギ先輩もショックで動きが鈍ってます。私が何とかしないと……。 「来て、みんな」 私はゆい先輩以外のメンバーを出します。それでも、全然足りないですけど、でも、これくらい出さないと対抗できませんし。 「くっくっくっ。2人は完全に戦意喪失してるのに、1人で戦う気か?いい度胸だ」 「イーブイ、みずのいしでシャワーズに進化してください」 「あの時のイーブイか。そいつも、後でいただくとするか。さあ、始めようぜ、パーティーを」 その言葉をきっかけに、私達に向かって、突撃しだしました。 「シャワーズ、オーロラビームをカラカラ達に、デルビル、かえんほうしゃでワンリキー達に、ハッサムはシザークロスでバンギラスに攻撃して下さい。ニューラは私達の護衛をお願いします」 それぞれ、私の指示で攻撃を始めます。 「頑張るね〜、嬢ちゃん。でも、無駄だぜ」 私の横から、オニドリルが私に向かって、ドリルのようなクチバシで攻撃を仕掛けます。 「ニューラは……!?」 ニューラはデルビルの技をかわして、ムギ先輩を捕まえようとする、ワンリキー達と戦っています。つまり、私はここで終わりってことですか……。 「……ゆい先輩」 私は涙ぐみながら、自分の最後を悟って、眼をつぶった。 352. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 19 46 29.52 ID B1xkSSrI0 「ゆいちゃん真拳奥義『ゆいぐるみガード』」 私を貫こうとした、クチバシは5個くらいのゆいぐるみでガードされました。 「大丈夫かい、あずにゃん。涙をお拭き」 ゆい先輩は私にハンカチを渡してくれます。 「あ、ありがとうございます。ゆい先輩は大丈夫ですか?」 「うん。あずにゃんや皆が頑張ってるのに、私だけ、怖がってるわけにはいかないよ。それに……」 「それに?」 「あずにゃんを泣かすなんて、絶対に許せないもん」 「……ゆい先輩」 「さて、これからは秘密兵器の出番だよ。皆にこんなことしたあなた達を絶対に許さないよ。ゆいちゃん真拳究極奥義を発動するよ」 「究極奥義?テメーみたいなクソガキに何ができる。バンギラス、ハッサムごときにてこずるな。サッサと、あのガキを殺せ」 「バンギラス」 バンギラスはとがったいわでハッサムを突き刺そうとするもハッサムはそれをかわし、バレットパンチを繰り出しています。 「頑張って、サムちゃん。……さて、あなた達が馬鹿にした究極奥義を発動するよ。ゆいちゃん真拳究極奥義『ドキドキ☆新婚☆生活』」 353. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 19 47 33.16 ID B1xkSSrI0 「だから、何なんですか、その名前は」 「まあまあ、気にしない。この奥義はある夫婦の新婚生活を再現することで敵にダメージを与えるんだよ!」 「自信満々に言われても……」 「それよりも、ムギちゃんを」 「そうでした。大丈夫ですか、ムギ先輩」 「ええ。この子が守ってくれたから」 「ニューラ」 「よくやりましたね、ニューラ」 ナデナデ。 「あー、ずるい。私にも、ナデナデして〜」 「変なこと言ってないで早く倒してください」 「ちぇー。じゃあ、サッサと倒して、ナデナデしてもらおっと。それじゃ、始めるよー」 ゆい先輩の掛け声で、周りの光景が変わります。どこかの部屋みたいですが……。 「本当は一戸建てにしたかったんだけど、やっぱり新婚さんだからね。お金がないんだよ」 「は、はあ。なんでもいいんですけど」 「何なんだ、この光景は」 「落ち着け。慌てれば、あいつの思い通りだ」 「なにか、あそこにいるぞ」 団員の1人が指差す方向には、もう、恒例というべきなんでしょうか。私とゆい先輩(大)がいます。 「では……スタート!!」 354. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 19 49 35.53 ID B1xkSSrI0 『唯先輩、朝ですよ。起きて下さい。遅刻しますよ』 『起きるから、キスしてよ〜』 『馬鹿なこと言ってないで、起きて下さい。朝ごはんですよ』 『……う〜、分かったよ〜』 顔を洗って、席に着く。 『いただきます』 『はい』 モグモグ。 『……どうですか?(ドキドキ)』 『うん。おいしいよ。どんどん、うまくなるね』 『ありがとうございます』 『うんうん。さすが、私のお嫁さんだよ』 『な、何を言ってるんですか。早く食べないと遅刻しますよ』 『ふ〜ん。あずにゃんは私に早く行ってほしいんだ〜』 『べ、別にそんなこと言ってませんよ』 『じゃあ、どういうことなのかな〜』 『そ、それは……えーと、そう。学校でちゃんと準備しないと、生徒の皆さんに迷惑をかけるからです』 『そうだね〜。大変だよ。朝から、生徒に勉強を教えて、夜から、お嫁さんに夜の勉強を教えなきゃいけないんだからね〜』 『あ、朝から何を言い出すんですか、もう!!』 『ごめん、ごめん。そんなに怒んないでよ。……さて、準備をしようかな』 355. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 19 50 04.15 ID B1xkSSrI0 玄関にて、出勤に。 『それじゃ、行ってくるね』 『いってらっしゃい』 『……』 『……』 『……』 『……あの、行かないんですか?』 『いってっしゃいのキスは?』 『……しなきゃ駄目ですか?』 『いつもしてくれるじゃん』 『……う〜、分かりました』 チュッ(唇に)。 『じゃ、行ってくるね。今日は金曜日だし、早く帰ってくるね』 356. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 19 51 04.62 ID B1xkSSrI0 「朝から、熱すぎだよ〜。行くよ、デルビル」 「デル」 「くらえ、ゆいちゃん真拳協力奥義『アツアツ☆火炎放射』」 デルビルの口から、今までとは威力の全然違う、かえんほうしゃがワンリキー達に浴びせます。 「この奥義は新婚生活を通じて、私とあずにゃんの愛の力を仲間に与えて、ダメージを与えるんだよ〜」 「もう、何がなにやら、何ですけど、ゆい先輩は教師っていう設定なんですか?」 「そうだよ〜」 「くそ。何なんだ、こいつらは」 「ワンリキー達が一撃だと!」 「次、行くよ〜」 357. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 19 51 36.26 ID B1xkSSrI0 『……これでいいかな?』 『どれどれ。……うん、美味しいよ』 『あ、ありがと。でも、憂にはまだまだ、敵わないし…』 『そんなことないよ。これなら、お姉ちゃんも喜んでくれるよ』 『そ、そうかな』 『自信をもちなよ、梓義姉ちゃん』 『もう。その呼び方、やめてよ〜』 『フフフ、ごめんね、梓義姉ちゃん』 『う〜い〜』 『わ〜、怒らないでよ、梓ちゃん』 『まったく、もう』 358. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 19 52 06.66 ID B1xkSSrI0 「私も会話に入りたいよ〜。いっくよ〜、ニュー太」 「ニュラ」 「くらえ、ゆいちゃん真拳協力奥義『お料理☆さみだれぎり』」 ニューラがオニドリル達にそのツメで次々と切り裂いていきます。 「クソガキーーーー。バンギラス、さっさとしろ!」 「バンギラス」 バンギラスはハッサムに攻撃を仕掛けますが、ハッサムはゆい先輩を守るためか、防御に徹して、耐えています。 「サムちゃん。もう少しだから、頑張ってね。次行くよ〜」 359. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 19 53 40.54 ID B1xkSSrI0 夕方・突然の夕立 『あずにゃん、ごめんね。駅まで傘、持ってきてくれないかな?』 『分かりました。でも、タクシーで帰ってくればいいんじゃないでしょうか?』 『お金、もったいないし、私はあずにゃんと帰りたいんだよ〜』 『はあ。分かりました。ちょっと待っててくださいね』 しばらくして。 『お待たせしました』 あずにゃんが傘を持ってやってきた 『……はあ』 『どうしたんですか?』 『どうして、傘を2本持ってきたの?』 『どうしてって、持ってきてって、頼んだんじゃないですか』 『頼んだんだけどね。1本にしてくれれば、相合傘で帰れたのに』 『な、何を言ってるんですか』 360. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 19 54 08.97 ID B1xkSSrI0 『ま、せっかく、あずにゃんが持ってきてくれたんだもんね。ありがとね』 ナデナデ。 『こ、こんな人がたくさんいる場所で撫でないでください』 『人がいなきゃいいの?』 『そういうことを言いたんじゃありません』 『まあ、いいや。せっかくだし、たまにはお寿司でも食べていこうか』 『……え』 『そこに美味しいのができたんだよね〜』 『そ、そうですね。お寿司、美味しいですもんね』 『……』 『ど、どうしたんですか。早く、お寿司を食べに……』 『やーめた』 『はい?どうしたんですか、急に?』 『だって、家に帰れば、お寿司よりも美味しい食べ物があると思うんだ。だから、早く帰ろう』 私はあずにゃんの手を握って、帰路に着く。 『な、何を言ってるんですか。それに、傘は……』 『たまには、相合傘で帰ろう。もっと、くっついてさ』 361. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 19 55 10.24 ID B1xkSSrI0 「相合傘っていいよね。いくよ、ブイ太」 「シャワズ」 「くらえ、ゆいちゃん真拳協力奥義『ラブラブ☆ポンプ』」 シャワーズのハイドロポンプがカラカラ達に命中し、次々とカラカラ達をふっ飛ばしていきます。 「どうだい、あずにゃん。あと少しだよ〜」 「は、はい。あ、あの、ところで、もう、技やめにしません?」 「え、どうして?もう少しで全滅なのに」 「私にはちょっと、刺激が……」 「あ、なるほど。刺激がなさ過ぎるんだね。もう、あずにゃんたら。先に言ってくれればいいのに〜」 「え、いや、ちが……」 「まったく、あずにゃんたら、大胆なんだから。その大胆さを、想像にじゃなくて、もう少し、私に向けてくれればいいのに。もう、照れ屋さん」 「クソガキがーー。来い、サンドパン」 「サンドパン」 「あのガキの首を切り裂け」 サンドパンがゆい先輩に向かって、突撃する……が、カポエラーによって、阻まれる。 「ムギ先輩!!」 「ゆいちゃん。納得しかねる部分も多々あるけど、早く、トドメを」 「うん。では、次、スタート!!」 362. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 19 56 42.25 ID B1xkSSrI0 夕食後・浴室にて 1人でお風呂に入っているあずにゃん。 『唯に美味しいって、言ってもらっちゃった』 体を洗いながら、1人、呟く、あずにゃん。初々しいねえ。 『嬉しかったかい?』 『それはもう……って、何でいるんですか!!』 『なんでって、お風呂に入りに?むしろ、それ以外に何かあるかな?掃除?』 『そうじゃなくて、今、私が入ってるんですけど』 『そうだね、知ってるよ』 『知ってるなら、どうして、入ってきたんですか!』 『私は夜の生徒の健康状態とかを知っておかなきゃいけないんだよ。発育状態とかもね、先生として』 『手をワキワキしないでください』 363. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 19 57 19.14 ID B1xkSSrI0 『さてさて、どれくらい成長してるかな〜』 『や、やめて下さい。だいだい、毎日、やってるじゃないですか』 『そうだっけ?じゃあ、今日はやめようか』 『え?』 『サッサと出て、寝ようか』 『あ、あの……』 露骨に慌ててる、あずにゃん。可愛いな〜。 『どうしたんだい、あずにゃん。早く出て、寝よう』 『あー、うー』 『何が言いたいんだい、あずにゃん。先生には分かんないよ?』 『………がいします』 『ん?なにか、言ったかな?』 『お願いします』 『何をお願いするんだい?』 『わ、私の成長具合を、た、確かめてください、唯先生』 『仕方がない生徒だね。いいよ。明日は休みだし、たっぷりと確かめてあげるよ。ベットでね』 364. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 19 59 32.60 ID B1xkSSrI0 「ハラホロヒレ〜」 「どうしたの、あずにゃん。急に顔を真っ赤にして、頭から、湯気が出て、目をグルグルさせて、倒れて……ハッ、まさか、ロケット団の仕業だね。よくも、あずにゃんを……!!」 「どうみても、ゆいちゃんのせいよね」 「許さないよ、ロケット団。サムちゃん、いくよ」 「サム」 「さあ、いくよ。 ゆいちゃん真拳協力奥義『煩悩☆ヘッド』」 私の力でハッサムの頭にエネルギーが溜まります。そして、バンギラスに向かって、たしか、アイアンヘッドって名前だっけ。とにかく、バン ギラスに向かって繰り出します。 「バンギラス」 その技は、お腹に命中し、バンギラスの巨体は倒れてしまった。やったね。それと同時に、景色が変わり、また、あの、おぞましいサントアンヌ号の光景に戻っちゃった。 「馬鹿な、全滅だと……」 「ど、どうしますか、指揮官」 向こうは慌てふためいているね。それはそうだろうね、あれだけ、優勢だったのに、後は指揮官のあの人のポケモンしかいないんだもん。 「チッ、ここは退くぞ。おい、クソガキ。テメーの名前はなんて言うんだ」 「私の名前はゆいだよ〜」 「ゆいか。次に会う時はテメーの前で、ツインテールのガキを犯して、テメーを絶望させてから、殺してやる」 負け犬っぽいことを言って、ロケット団の連中はトリポケモンを出して、逃げ出していった。 「やれやれ、私達の完全勝利だね」 その後、警察やら、いろんな人が来て、私達は救助された。 365. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 20 00 50.11 ID B1xkSSrI0 2日後、ポケモン大好きクラブにて 「いや〜、よくやってくれたのう、君達」 「えへへ〜、すごいでしょ」 「本当に疲れました」 「あずにゃんは途中から、寝ちゃってたじゃん。私とサムちゃんのトドメの技を見てないんだし」 「そうでしたっけ?途中から記憶がないんですよね。目が覚めたら、病院のベットでしたし。途中までは覚えてたんですけど……」 「まあ、どっちにしても、紬君を守ってくれてありがとう」 「いえ、いいんですよ。私にとっても、大切な先輩ですし。守るのは、当然です。あれ、そういえば、ムギ先輩は?」 「紬君はすでに、旅立ったよ。梓君には申し訳ないって言っておった」 「そうですか」 それは仕方がないでしょうね。いつまでも、クチバにいても、仕方がないし、嫌な記憶もありますし。早く、この町を離れたいと思うのも分かります。 「それで、梓君にはこれをあげよう。今回のお礼じゃ」 会長さんは私にボールを渡します。 「なんですか、これは?」 366. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 20 02 15.49 ID B1xkSSrI0 「これにはミニリュウが入っておるんじゃ。まあ、今回のお礼だと思ってもらってくれ」 「あ、ありがとうございます」 「やったね、あずにゃん」 「はい!」 「もう、退院したのかな?」 「はい。特に異常もないため、すぐに退院できました」 「それじゃ、もう、出発するのかい?」 「そうですね」 「え〜、もっと、のんびりしようよ〜」 「 そうも言ってられません。2日ものんびりして、皆に差をつけられてしまいます。とりあえず、いけるところまで行きます!!」 「うぅ、あずにゃんが燃えてる〜」 「そういうわけで、私達はもう行きますね」 「うむ。頑張るんじゃよ」 「はい!!」 367. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/09(木) 20 11 44.76 ID B1xkSSrI0 クチバ編? 「サントアンヌの死闘」終了 なんとなくの設定 ゆいちゃん真拳奥義 威力は小〜中 あずにゃん分消費量 小 補助技・防御技・回復等もある ゆいちゃん真拳超奥義 威力は中〜大 あずにゃん分消費量 中 ちょっと特殊な技・基本的に攻撃のみ ゆいちゃん真拳究極奥義 威力は大 あずにゃん分消費量 大 ゆいの感情が高ぶった時に発動 370. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/11(土) 19 19 17.82 ID Z0uVs9wc0 前回までの状況(トレーナとポケモン) 梓 ゆい ハッサム デルビル イーブイ ニューラ ミニリュウ 澪 ゼニガメ 律 リザード サワムラー ニョロゾ ムギ フシギソウ カポエラー 純 うい イワヤマトンネル編? 「VSさわ子 動き出す関係」 以下、投下 371. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/11(土) 19 19 54.81 ID Z0uVs9wc0 トキワシティのある施設にある捕獲班部長の部屋 『また、失敗なの?』 山中さわ子は報告を聞き、そう言った。マコトほどの男が2度も失敗するとはね。しかも。同一人物に邪魔されたって、話しだし。 『それがこの女ね』 その写真には、ツインテールのなんともコスプレさせがいのある女の子と幼稚園くらいの女の子が写っていた。 『この程度のガキにやられたの?』 さわ子はマコトに言った。 『そいつらはただのガキじゃない。特に、幼稚園児みてーなガキはな』 『でしょうね。あなたが負けるんですもの』 『任務には失敗したが、勝負に負けたわけじゃない』 『どっちでも、いいわよ。それよりも、あなたにはやってもらいたいことがあるの』 『なんだ?』 『伝説のポケモンの捕獲』 372. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/11(土) 19 30 39.14 ID Z0uVs9wc0 「今日はここでお泊りですね」 ここはいわやまトンネルの手前の宿泊所。クチバから、ハナダを抜け、ここまで来たんですけどね 「疲れたね、あずにゃん」 「ゆい先輩は全然歩いてませんけどね」 とりあえず、受付後に部屋に。 「さて、これから、どうしましょうか」 外に出るのもいいんですけど、ちょっと、暗くなってきましたし。 「じゃあ、温泉に入ろう」 「……温泉ですか」 「どうしたの?」 「いえ。……なんか、お風呂とかって、聞くと、なにか、とっても、恥ずかしいことがあった気がするんですけどね」 「? そんなこと、いいから、早く行こうよ」 「そうですね」 373. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/11(土) 19 31 36.36 ID Z0uVs9wc0 とりあえず、温泉の脱衣所の前に。 「なんか、嫌な予感がするんですよね」 「また〜?」 「いえ、さっきのようなではなく、おつきみやまの宿泊所で……」 「ああ、女子大生の人達だね。また、会いたいよね〜」 「私はごめんですけどね」 とりあえず、脱衣室に入る。見回すと、女子大生みたいな人はいない。 「ふう〜、今回はゆっくり出来そうですね」 「つまんな〜い」 「平和が一番なんです」 服を脱いで、温泉に入ります。中には、4人の小学生くらいの女の子がいました。まあ、いいんですけどね。 「あずにゃん、髪、洗って〜」 「はいはい」 私がゆい先輩の髪を洗っていると、小学生の女の子達が寄ってきました。 374. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/11(土) 19 33 01.01 ID Z0uVs9wc0 「この子、可愛いね〜」 「何歳なのかな?」 「お姉ちゃんの妹なの?」 「でも、全然似てないね〜」 女の子達がゆい先輩に寄ってきます。なんとも、微笑ましい光景ですね。 「違うよ〜。私は妹じゃないし、年は君達よりも上で18歳なんだよ」 「へ〜、そうなんだ」 「くすくす。大人ぶってるよ。可愛いね〜」 「大人ぶってるんじゃなくて、大人なんだよ」 「そうだね、大人だね〜」 ナデナデ。 小学生にからかわれるゆい先輩。いつも、私をからかってるんだから、新鮮ですね。 「ねえねえ、お姉ちゃんは何歳なの〜?」 「いくつに見えます?」 「う〜ん、中学生かな?」 若く見られてるってことかな?それとも、子供っぽく見られてるってことかな? 375. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/11(土) 19 33 53.78 ID Z0uVs9wc0 「どうして?」 「「「「胸」」」」 「なっ!!これでも、17歳です」 「「「「へー」」」」 「何なんですか、その残念そうな目は!!」 「へへーん、君達はやっぱり子供だね。あずにゃんは可愛いから、これでいいんだよ!」 「ゆい先輩は黙ってて下さい」 「あーん、あずにゃん、冷たい〜」 「2人はどんな関係なんですか?」 「それは、トレーナーとポケモ……」 「恋人〜」 「え。……お姉ちゃんって、ロリコンなの?」 「ロリコンは犯罪だって、お母さんが言ってた」 「私達も狙われちゃうのかな」 「大丈夫だよ、あずにゃんは私にメロメロだから」 376. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/11(土) 19 34 31.31 ID Z0uVs9wc0 「さっきから、人を変態扱いしないで下さい!!わ、私とゆい先輩はそんな関係じゃ……」 「恥ずかしがらないでもいいのに……」 「ゆい先輩!」 「うぅ、分かったよ〜」 シュン。 「あ、いえ、ちょっと強く言い過ぎましたね。落ち込まないで下さい」 「なんだか、よく分かんないけど、いいコンビだね」 「そうだね」 「まあ、とにかく、この子はこんな姿でもポケモンなんです」 「えー、そんなポケモン見たことないよ」 「見たことなくても、そうなんです」 「むちゃくちゃだよ、お姉ちゃん」 「ボールは脱衣所にあるので、後で見せてあげます」 「ほんと?約束だよ、お姉ちゃん」 「じゃあ、私達は先に出るから、ロビーに来てね」 「はい、分かりました」 377. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/11(土) 19 36 42.26 ID Z0uVs9wc0 そして、入浴後、ロビーで、いつもの動作を子供達に見せます。 「わー、すごいね」 「ごめんなさい。さっきは失礼なことを言って」 「いいんだよ、分かってもらえれば」 「お姉ちゃん達は何をしてるんですか?」 「私達はポケモンマスターになるために旅をしてるんです」 「ポケモンマスターに?じゃあ、バッチとかも持ってるの?」 「はい。……これですね」 「わー、すごいねー」 「私も大活躍したんだよ」 「今までの旅の話を教えて下さい」 「いいですよ。じゃあ、どこから、始めましょうか」 378. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/11(土) 19 37 20.77 ID Z0uVs9wc0 山中さわ子は偶然にも、梓達と同じ、宿泊施設に来ていた。理由は伝説のポケモンの1匹、サンダーがいるとされる、むじんはつでんしょで、サンダーを 捕まえる任務があったためだ。 『骨が折れる仕事だったわ』 ロケット団の戦力アップとしては重要なことだろうけど、捕獲には相当の団員の犠牲があった。まあ、それはいいんだけどね。その捕獲任務も終わり、ゆっくり、温泉にでも入りたいと思って、ここに数名の女の団員とともに宿泊している。 『きつかったですよね〜』 『マコトさんとさわ子部長がいなきゃ、どうなってたことか』 『褒めても、何も出ないわよ。……ん?』 『どうしたんですか?』 『面白いものがいたわ』 さわ子が指差す方向には子供達に何かを話してる、ツインテールの女の子が居た。 『あいつは報告書の……』 『どうしますか、さわ子部長』 『そうね。……いいことを思いついたわ』 379. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/11(土) 19 38 01.41 ID Z0uVs9wc0 「……もう、一時間も経っちゃいましたか。そろそろ、やめますか」 こうして、振り返ると、ゆい先輩とも長く旅をしたんですね。初めはどうなることかと思いましたが、今ではなくてはならないそんざ……って何を考えてるんでしょうか。でも、そう考えても問題ないくらい、私を助けてくれましたし。きっと、ゆい先輩がいなかったら、私はここにはいなかったですし……って、私はさっきから、ゆい先輩のことばっかり考えていますね。どうしたんでしょうか。 「えー、まだ、いいじゃん」 「そうだよー、もっとしてよー」 私がそんなことを考えていると、女の子達が話しかけてきました。 「別にいいですけど、時間は大丈夫ですか?」 「うん。だから、続きー」 「おつきみやまの話をしてー」 「はいはい。じゃあ、続きを……」 「私も、一緒に聞かせてもらえないかしら?」 いきなり、大人びた声がしたので、びっくりして、その声の方を見ると、髪の長い眼鏡をかけた綺麗な女の人が立っていました。 380. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/11(土) 19 39 06.84 ID Z0uVs9wc0 「あの、どちら様ですか?」 「あ、失礼。私は山中さわ子。さっき、あなた達の会話が聞こえてきたから、悪いと思ったんだけど、聞かせてもらってたの」 「そうなんだ〜」 「いいよ、お姉ちゃんも一緒に聞こう」 ゆい先輩と女の子達に温かく迎えられる、山中さん。でも、私には1つの疑問が生まれました。この人はいつから、聞いていたのでしょうと。さっきまで、近くに人がいませんでしたのに。私の気のせいかな?でも、それだけじゃない。なにか、私の勘なのだけど、この人は、何回も会ってるのロケット団の1人よりも、なにか、別の意味で違った恐怖を感じます。 「どうしたの?怖い顔してるよ、あずにゃん」 「べ、別になんでもないです」 「それで、私から、提案があるんだけど、聞いてくれる?」 「何ですか?」 「話を聞くのもいいんだけど、バトルを見せてくれない?」 「バトル?」 「だって、あなたみたいな、ポケモンのバトルなんて興味あるじゃない?」 「そういえば、そうだね」 「ゆいお姉ちゃんのバトル見た〜い」 私は再び、疑問が出てきました。だって、私がゆい先輩をポケモンだと証明したのは、だいぶ前です。その時には山中さんは確実にいなかったです。仮にいたとしたら、とっくに、私達の会話に入ってきてもいいはずですし。 381. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/11(土) 19 39 39.24 ID Z0uVs9wc0 「いいよ、見せてあげる」 「ちょっと、ゆい先輩」 「な〜に、あずにゃん」 「勝手に決めないで下さい。この子達にも予定があるかもしれませんよ。それを置いても、夜ですし」 私は山中さんから、早く離れたかった。だって、今までのどの敵よりも怖い気がしましたから。 「私達は大丈夫だよ」 「そうだよ、ちょっとくらいなら」 「ほら、皆も言ってるし、大丈夫だよ」 「それじゃ、外に出ましょうか」 皆、山中さんの誘導で、外で、バトルをすることになりました。ポケモンも全員回復していますが、なにやら、不安です。 382. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/06/11(土) 19 40 40.78 ID Z0uVs9wc0 とりあえず、近くの森の中に。街頭もないので真っ暗です。 「真っ暗だね〜」 「ちょっと、怖いよね 「おばけ出そうだよね」 「おばけ!?あずにゃ〜ん、怖いよ〜」 ギュッと、抱きついてくる、ゆい先輩。でも、怖そうではないので、ただ、抱きついてきただけでしょう。 「ここで、バトルですか?」 「ええ」 さっきから、この人の放っているオーラが怖いです。何か、異質なものを感じます。 「それじゃ、始めましょう」 「え、ええ」 「あずにゃん、よけて!!」 私はその声を受けて、奇跡的に素早く避けることができました。私がいたところにはサイドンの鋭いツメが刺さっていました。後、一歩遅れていたら…… 10
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~1時間後~ 「……はあ、……はあ、ゆい先輩……なかなかやりますね」 「……はあ、……はあ、あずにゃんこそ」 「……少し、やりすぎましたね」 「うん」 また、汗かいちゃった。もう一回お風呂に行こう。 「ゆい先輩も行きますか?」 「お風呂?うん、行く~」 私達は再び、お風呂に。……さっき入ったばかりですが。なにやってるんでしょうね、私達。そういえば、さっきの人達に、私達について、どんな関係かって聞いてきましたね。ポケモンとトレーナー?なんか違いますね。友達?それも違いますね。ちょっと恥ずかしいですけど、友達以上?それもちょっと違いますね。 「絆!!」 「わっ。突然なんですか」 「なんとなくふさわしいかなって」 「意味が分かりません」 「あー、また、あの子達だ」 「あ、さっきのお姉さん達だ~」 「君達もまたお風呂に入るの?」 「は、はい。あなた達もですか」 「うん。じゃあ、一緒に……」 「な、なんですか。ま、まさか、また」 「大丈夫、優しくしてあげるから。ね、ゆいちゃん」 「うん」 「え、何で、同意してるんですか、ゆい先輩。私はちょっと急用ができたので……って引っ張らないで下さい。にゃーーーーーーーーーー」 「あー、また、疲れました」 「だらしないな~、あずにゃんは」 「誰のせいですか」 「ふぁ~あ。はやく寝ようよ、あずにゃん」 「そうですね、もう寝ましょうか」 それにしても、今日だけでハードでしたね。午前中に、ニビジムでのジムリーダー戦。ちょっと、休んで、ここまで、歩いて、その後にレベル上げ。さすがに私も眠いです。 ぽんぽん。 「早く寝よ、あずにゃん」 「分かってますよ。急かさないで下さい」 私はゆい先輩の待つベットの中へと入ります。 「おやすみ、あずにゃん」 「おやすみなさい、ゆい先輩」 梓たちが眠りについた頃 おつきみやま・ハナダシティ側 『……ハア……ハア』 2日間ずっと走り続けてきたけど、そろそろ、きつくなってきた。でも、彼らには捕まりたくない。捕まっちゃいけないんだ。 『どこまで、手間をかけさせるんだ。アーボック、ようかいえき』 『マタドガス、ヘドロ攻撃』 くそっ。しつこいな。ボクはなんとか、かわして、逃げ続ける。目の前に洞窟があって、ボクはその中に入る。誰でもいいから、助けてほしい。この先には僕を助けてくれる人はいるのだろうか。 『チッ。厄介なとこに逃げ込みやがって』 『どうしますか』 9人のロケット団員を引き連れた、ボスっぽい男に話しかける。 『そうだな、お前達2人はこのまま、ニビのほうに抜けろ。お前ら5人は洞窟の中を探せ。もしかすると洞窟に潜む可能性もあるからな。後の 2人はおれとともに、ここで待機だ』 『ハイッ』 ―――― 次の日 「起きて下さい、ゆい先輩」 「う~ん、後、五分~」 「ほら、起きて下さい」 私はゆい先輩を抱っこして、洗面所に連れて行きます。 「サッサと顔を洗って眼を覚まして下さい」 「あう~。分かったよ~」 ビシャビシャ。 「冷たい~」 「さ、ご飯を食べたら、出発しますからね」 「そんなに急がなくてもいいんじゃない?」 「早く行けば、ハナダシティでゆっくりできますからね」 「じゃあ、美味しいものも食べられるんだね」 「そうですね、それもいいかもしれません」 「じゃあ、早く行こう」 私達は朝食後、簡単に準備を済ませ、出発することに。 「じゃあ、出発~」 ゆい先輩は私の頭の上、つまり、肩車をしてる状態ですね。そこで元気よく言います。 「元気なのはいいんですけど、自分で歩いてくださいよ」 「だって、この方が楽チンだもん」 「私が楽じゃないんですけどね。まあ、いいや」 そんなに重くありませんし。 「………ブイ」 「ん?今、何か聞こえませんでしたか?」 「え?別に聞こえなかったけど」 「そうでしょうか」 草むらの方で何か聞こえた気がしたんですけど、気のせいだったんでしょうか? 「………ブイ」 「ほら、やっぱり聞こえました」 「本当だ。あっちだね」 「行ってみましょう」 私達は鳴き声がした方に向かってみました。すると、そこには、 「イーブイです」 「あずにゃん。見て、この子」 私達が見つけたイーブイは首に風呂敷を巻いていて、体中が傷だらけです。 「どうしたんですか。こんなに傷だらけで……」 「あずにゃん、ポケモンセンターに」 「おっと。待ってもらおうか」 そんな声とともに、2人組の男の人が居ます。その人達は黒い服を着ていて、胸には「R」の文字が。まさか…… 「あ、あなた達はロケット団!?」 「ロケット団?それってな~に?」 「ポケモンを利用して、あらゆる悪いことをする連中です」 「なにそれ。許せないね」 「これはこれは。可愛いお嬢ちゃんに名前を知られてるなんて、光栄ですな」 「お嬢ちゃん達。大人しく、そのイーブイを渡しな」 「嫌です。こんなにこの子を傷つけるなんて、許せません」 「調子に乗るなよ、クソガキが」 「サッサとよこしやがれ、いけっ、アーボック」 「マタドガス」 くっ。仕方がありません。こちらも、ハッサムとデルビルで…… 「待って、あずにゃん。こんな連中、私1人で十分だよ」 「はあ?!なめてんのか、クソガキ。アーボック、かまわねえ。そのクソガキののどを噛み千切れ」 アーボックはゆい先輩ののどめがけて飛び掛りました。 「ゆい先輩、避けて下さい!!」 ゆい先輩は、避けきれずにアーボックの攻撃を受けてしまいました。アーボックはゆい先輩の首を噛み千切ってます。 「……そ、そんな、ゆい先輩……」 「哀れなもんだな。これで分かったろ。サッサと、イーブイを」 「なんか私達に合わない感じの展開だね、あずにゃん」 「な、何!?」 よく見ると、アーボックが噛み千切ってるのはゆい先輩のぬいぐるみです。一体いつの間に……。 「悪い子にはおしおきだね。出てきて、ゆいぐるみ!!」 ポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポン いつもどおり、ゆい先輩のぬいぐるみが落ちてきました。 「 ミュージックスタート(Utauyo!!MIRACLEを想像して下さい)」 いつもの通り、音楽が鳴り始めました。前とは違う音楽のようですが。この歌とともに、周りのゆい先輩のヌイグルミが音楽に乗って、アーボックとマタドガスに襲い掛かります。 「何なんだ、この技は」 「くそっ。マタドガス、ヘドロこうげきだ」 マタドガスの攻撃は命中していますが、ゆい先輩のぬいぐるみの数が多いため、対処しきれてません。 「皆、行くよ~」 ゆい先輩が「大好き~」と言う歌詞になると、ゆい先輩のぬいぐるみがアーボックとマタドガスに抱きつきます。 「ゆいちゃん真拳奥義『ゆいぐるみバクダン』」 抱きついてるゆい先輩のぬいぐるみが次々と爆破していきます。 「アボーーーーーーーーー」 「ドガーーーーーーーーー」 「くそっ」 「煙で周りが……」 この爆発で煙が充満して周りが見えにくくなっています。 「今だよ、あずにゃん。早く逃げよう」 「はいです。ほら、ゆい先輩」 私はゆい先輩とイーブイを抱きかかえて、その場を逃げ出しました。 「わ~、あずにゃんから抱っこしてくれるなんて、感激だよ~」 「なにのんきなこと言ってるんですか。どうせ、あずにゃん分が足りない~って言って、倒れちゃうんですから。早く補充して、自分の足で逃げてください。さすがに2匹は辛いですから」 「さすが、あずにゃん。よく分かってるね~。そうだね、キスすれば、すぐに……」 「こんな時に冗談を言わないで下さい」 「これから、どうするの、あずにゃん?」 「一度、ポケモンセンターに戻って、回復をさせましょう。その時に、警察に通報すれば……」 「でも、大丈夫かな?」 「何とかなります」 「何とかなるって、言っても、ポケモンセンターって逆の方向だよ」 「そうですか。……えっ。今なんて……」 「 ポケモンセンターって逆の方向だよ」 「それを先に言って下さいよーーーー」 「くそっ。逃げられたか」 「どうする、隊長に連絡するか」 「そうだな。……写真は撮ったか?」 「ああ、念のためにな」 「その画像も送っておけ。……しかし、通報されると厄介だな」 「大丈夫だろ。あっちはおつきみやまの方角。つまり、袋の鼠だ」 おつきみやま・ハナダシティ側 「報告します。ターゲットは見つけたようですが、10代の女とまだ、幼稚園くらいの女の子に妨害を受けて、捕獲を失敗した模様です」 「……そんなガキどもの妨害で失敗しただと」 「報告によると、幼稚園くらいの女の子は奇怪な技を繰り出すそうです」 「奇怪な技?」 「なんでも、ぬいぐるみを操るそうです」 「わけの分からないことをいうんじゃない。殺してもかまわんから、ターゲットを取り返せ」 「はい」 「報告です。例の少女達の写真が届きました」 「どれどれ。……おい、さっきのは取り消しだ。なるべくなら、生かして捕らえろ」 「どうしてですか?」 「これだけの上玉だ。殺すのはもったいないだろう。おれらのおもちゃにしよう」 「なるほど。ではもう1人の子供は?」 「その手の趣味の奴らに売ればいい。このご時勢だ。高く売れるぞ。こいつの持ってるポケモンも価値のある奴は売って、ないものは兵隊として使用する」 「分かりました」 「この仕事がうまくいけば、組織において、研究所の奴らに貸しを作れるし、おれらに性欲処理道具もできるし、ガキやポケモンを売って、多額の金を得て、戦力もアップもできる。いいこと尽くめじゃないか」 「そして、このまま、幹部に」 「くっくっく。隊員に伝えろ。最初に捕らえた奴からやらせてやるとな」 おつきみやま編 「ロケット団との死闘・前編」終了 8
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ポケットモンスター・伝説のポケモン 587 名前:全伝説のポケモン :2008/08/28(木) 18 28 50 ID Od3cHaJ30 主人公 「伝説のポケモンを見たいかーッ!!」 トレーナー 「オーーーーーーーーー!!!!」 主人公 「オレもだ!オレもだ、みんな!!」 主人公「全伝説のポケモン入場!!」 ポケモン図鑑「全伝説のポケモン入場です!!!!」 ポケモン殺しは生きていた!! 更なる研鑚を積み超能力兵器が甦った!!! 遺伝子ポケモン!! ミュウツーだァ――――!!! 総合能力はすでに我々が完成している!! DNAポケモン デオキシスだァ――――!!! 目覚めしだい叶えまくってやる!! 七夕代表 ジラーチだァッ!!! 知識なら我々の歴史がものを言う!! 知識ポケモン ユクシー!!! 真の遅さを知らしめたい!! スロースタート レジギガスだァ!!! 使えない伝説のポケモンは3階級制覇だがにらみつけるなら全階級オレのものだ!! 伝説のにらみつける ファイヤーだ!!! 打撃対策は完璧だ!! 大陸ポケモン グラードン!!!! 全ポケモンのベスト・ディフェンスは私の中にある!! 防御の神様が来たッ レジスチル!!! 岩タイプなら絶対に敗けん!! 氷ポケモンのケンカ見せたる 冷凍ポケモン フリーザーだ!!! 時間移動(なんでもあり)ならこいつが怖い!! ときかけポケモン セレビィだ!!! ホウエン地方からジェット機が上陸だ!! 無限のポケモン ラティオス!!! 寿命の無い生活がしたいから不死鳥になったのだ!! 不死鳥の生活を見せてやる!!虹色ポケモン・ホウオウ!!! めい土の土産にこころのしずくとはよく言ったもの!! ポケモンの擬態が昔 映画で炸裂した!! むげんポケモン ラティアスだ―――!!! イベント配布ポケモンこそがポケモン最強の代名詞だ!! まさかこのポケモンがきてくれるとはッッ かいゆうポケモン マナフィ!!! 捕まえられたくないから姿を消したッ キャリア一切不明!!!! 反転世界のポケモン はんこつポケモン・ギラティナだ!!! オレたち(初期三体)は伝説ポケモン最強ではないポケモンで最強なのだ!! 無人発電所 電撃ポケモン・サンダー!!! ポケモンの本場は今やシンオウ地方にある!! オレを捕まえられる奴はいないのか!! 創造ポケモン・アルセウスだ!!! デカァァァァァいッ説明不要!! 7m!!! 206.5kg!!! 天空ポケモン・レックウザだ!!! ポケモンは実戦で使えてナンボのモン!!! 超実戦ポケモン!! 海底の底から 海底ポケモン・カイオーガの登場だ!!! 感情はオレのもの 邪魔するやつは思いきり甘え思いきりとんぼ返りするだけ!! 感情統一王者 感情ポケモン・エムリット パルキアを倒しにシンオウへきたッ!! ポケモン全時間のチャンプ 時間ポケモン・ディアルガ!!! 亜空切断に更なる磨きをかけ ”空間切り”パルキアが帰ってきたァ!!! 今の自分に肉体はないッッ!! プラズマポケモン ロトム!!! 映画公開から九年のポケモンが今ベールを脱ぐ!! 海の底から 潜水ポケモン ルギアだ!!! でんじはを使えばオレはいつでも全盛期だ!! 岩山ポケモン レジロック 洞窟の中から登場だ!!! 世界のバランスはどーしたッ 意思の炎 未だ消えずッ!! 防御も爆発も思いのまま!! 意思ポケモン アグノムだ!!! 特に理由はないッ 水ポケモンが強いのは当たりまえ!! マナフィにはないしょだ!!! 海洋ポケモン! フィオネがきてくれた―――!!! 氷河時代に磨いた実戦破壊光線!! レジ系のデンジャラス・アイス 氷山ポケモン レジアイスだ!!! 炎タイプだったらこの人を外せない!! 超A級防御力 ヒードランだ!!! 超一流ポケモンの超一流の夢食いだ!! 月を拝んでオドロキやがれッ 暗黒ポケモン!! ダークライ!!! 毒素分解はこのポケモンが完成させた!! ポケモン界の切り札!! 感謝ポケモン シェイミだ!!! 初代王者が帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ チャンピオンッッ 俺達は君を待っていたッッッミュウの登場だ――――――――ッ 加えて負傷者発生に備え超豪華なリザーバーを4体御用意致しました! 火山ポケモン エンテイ オーロラポケモン スイクン いかづちポケモン ライコウ ……ッッ どーやらもう一名は進化が遅れている様ですが、進化次第ッ皆様にご紹介致しますッッ 関連レス 592 名前:水先案名無い人 :2008/08/28(木) 18 54 59 ID R8WW/xlE0 伝説のポケモンも全選手入場が出来るくらいにまで増えたのか・・・・ なんと言うか、かえって有り難味がなくなるな 593 名前:水先案名無い人 :2008/08/28(木) 19 50 07 ID YHm08Uyb0 遅れてるのはウインディかw 594 名前:水先案名無い人 :2008/08/28(木) 23 42 52 ID qzi9khzZ0 グリムもポケモンもGJ 好きな作品が連投されて嬉しい。 595 名前:水先案名無い人 :2008/08/29(金) 00 03 41 ID 1hv0/WdL0 ベスト・ディフェンスはレジロックだということだけツッコませてもらう。 それもデオキシスのディフェンスフォルム以下だがな。 597 名前:水先案名無い人 :2008/08/29(金) 00 41 27 ID Qc4ziVio0 ……ッッ どーやらもう一名は忘れ去られている様ですが、三日月になり次第ッ皆様にご紹介致しますッッ 598 名前:水先案名無い人 :2008/08/29(金) 12 10 16 ID ZdpyeTjsO 三犬がリザーバーに押し込められてて泣いた コメント 名前
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「ポケットモンスター ベストウイッシュ Wiki」を暫定的に開設しました http //www14.atwiki.jp/anipokebw/ ※このwikiも残します 新シリーズ「ポケットモンスター ベストウイッシュ」9月23日スタート! http //www.tv-tokyo.co.jp/anime/pokemon_bw/ テレビ東京 ポケットモンスター ダイヤモンド パール 公式サイト http //www.tv-tokyo.co.jp/anime/pokemon_dp/ ポケモン映画公式サイト http //www.pokemon-movie.jp/ ポケットモンスター オフィシャルサイト http //www.pokemon.co.jp/ ネタバレ注意! 191話 思い出はパール!友情はダイヤモンド!! 新着ページ 取得中です。 今後の放送予定(TXN) 放送は終了しました 地方の放送状況 本編 ポケモンサンデー 放送地域 放送局 系列 放送曜日・時間 遅れ日数 話数 放送局 系列 放送曜日・時間 遅れ日数 関東地方広域圏 テレビ東京 TXN 木曜19 00-19 30 同時 137話 同じ 日曜7 30-8 30 同時 北海道(一部除く) テレビ北海道 愛知県 テレビ愛知 大阪府 テレビ大阪 岡山県・香川県 テレビせとうち 福岡県 TVQ九州放送 青森県 青森朝日放送 ANN 土曜7 30-8 00 23日 話 同じ 日曜6 30-7 00 7日 秋田県 秋田テレビ FNS 木曜16 23-16 53 35日 話 同じ 月曜16 23-16 53 8日 山形県 テレビユー山形 TBS 土曜7 00-7 30 30日 話 同じ 土曜6 00-6 30 6日 岩手県 岩手めんこいテレビ FNS 金曜17 24-17 54 29日 話 同じ 月曜16 54-17 24 8日 宮城県 東日本放送 ANN 水曜16 24-16 54 20日 話 同じ 日曜6 30-7 00 7日 福島県 福島テレビ FNS 日曜9 00-9 30 24日 話 同じ 日曜6 15-6 45 7日 新潟県 テレビ新潟 NNS 土曜9 30-10 00 23日 話 同じ 日曜5 15-5 45 7日 長野県 長野放送 FNS 日曜6 30-7 00 24日 話 同じ 木曜15 00-15 30 4日 山梨県 テレビ山梨 TBS 土曜17 00-17 30 30日 話 なし 静岡県 静岡放送 TBS 土曜16 30-17 00 44日 話 静岡朝日テレビ ANN 土曜6 15-6 45 6日 富山県 チューリップテレビ TBS 月曜16 16-16 45 18日 話 同じ 日曜6 15-6 45 7日 石川県 北陸朝日放送 ANN 土曜7 00-7 30 23日 話 同じ 日曜6 30-7 00 7日 福井県 福井テレビ FNS 月曜16 24-16 53 25日 話 なし 岐阜県 岐阜放送 UHF 火曜19 00-19 28 19日 話 同じ 土曜18 30-19 00 6日 三重県 三重テレビ 水曜17 00-17 30 20日 話 なし 滋賀県 びわ湖放送 日曜9 30-10 00 24日 話 なし 京都府 KBS京都 日曜11 00-11 30 24日 話 同じ 木曜17 00-17 30 4日 奈良県 奈良テレビ 土曜18 30-19 00 16日 話 なし 和歌山県 テレビ和歌山 水曜17 30-18 00 20日 話 なし 兵庫県 なし なし 広島県 中国放送 TBS 土曜16 30-17 00 30日 話 広島テレビ NNS 日曜6 00-6 35 7日 鳥取県・島根県 山陰放送 TBS 月曜16 23-16 52 25日 話 同じ 月曜15 55-16 24 8日 山口県 テレビ山口 TBS 月曜16 25-16 55 25日 話 同じ 月曜15 55-16 25 8日 徳島県 四国放送 NNS 月曜16 00-16 30 25日 話 同じ 日曜6 00-6 30 7日 高知県 高知放送 NNS 月曜15 55-16 24 18日 話 テレビ高知 TBS 木曜16 24-16 54 4日 愛媛県 南海放送 NNS 火曜16 21-16 50 26日 話 同じ 水曜16 21-16 50 10日 佐賀県 サガテレビ FNS 日曜6 30-7 00 24日 話 なし 長崎県 長崎国際テレビ NNS 土曜9 30-10 00 16日 話 長崎放送 TBS 金曜15 30-16 00 5日 大分県 テレビ大分 FNS・TBS 水曜16 25-16 55 20日 話 なし 熊本県 テレビ熊本 FNS 日曜9 00-9 30 31日 話 同じ 日曜6 00-6 30 7日 宮崎県 テレビ宮崎 FNS・TBS・ANN 木曜15 29-15 58 35日 話 なし 鹿児島県 鹿児島放送 ANN 土曜7 29-7 58 30日 話 同じ 土曜6 30-7 00 6日 沖縄県 琉球朝日放送 ANN 土曜17 00-17 30 23日 話 同じ 土曜7 00-7 30 6日 全国放送 BS-JAPAN BSJ 日曜19 00-19 30 約11ヶ月 92話 なし
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ポケットモンスター バイオレット -Switch ポケモンTVアニメ主題歌 BEST OF BEST OF BEST 1997-2023 発売日:11月19日・2月1日 『ポケットモンスター』シリーズ 初となるオープンワールドで 豊かに表現された世界を、自由に冒険! ここを編集 2023年9月配信開始。ポケットモンスター (2023)シリーズのスピンオフ。 https //www.pokemon.co.jp/ex/sv/ja/sp_anime/ 監督 竹下良平 シリーズ構成 竹下良平、内海照子 キャラクターデザイン 小島崇史 サブキャラクターデザイン 小林祐、鳥井なみこ、澤井駿 プロップデザイン 鳥井なみこ イメージシーン 久保雄太郎、米谷聡美 動画検査 三瓶苑美、甲斐順子 動画管理 市万田千恵子 美術監督 船隠雄貴 美術設定 若月梨紗、杉本智美 色彩設計 中村絢郁 色指定・検査 田中花奈実 撮影監督 川下裕樹 撮影監督補佐 渡辺祥生 3D監督 廣住茂徳 3Dレイアウト 坂本愛 CGワークス 新垣隼 2Dワークス 川島千尋、佐藤慧介 編集 肥田文 オフライン編集助手 三条裕香 音響監督 三間雅文 音響効果 倉橋裕宗 録音 田上祐二 録音助手 堤航平 音楽 Kevin Penkin 制作デスク・設定制作・美術進行 佐藤慧介 プロデューサー 中武哲也 アニメーションプロデューサー 山中一樹 アシスタントプロデューサー 山田健太 アニメーション制作 WIT STUDIO 脚本 内海照子 佐藤慧介 竹下良平 コンテ 竹下良平 黄捷 五十嵐祐貴 片桐崇 神谷雄貴 つしまゆりか 演出 つしまゆりか 黄捷 片桐崇 神谷雄貴 作画監督 鳥井なみこ 近藤綾 つしまゆりか 小磯由佳 新垣一成 西原理奈子 うなばら海里 常磐兼成 長澤翔子 倉谷亮多 中川洋未 ■関連タイトル ポケットモンスター バイオレット -Switch ポケットモンスター スカーレット・バイオレット 公式ガイドブック 完全ストーリー攻略 ポケモンTVアニメ主題歌 BEST OF BEST OF BEST 1997-2023 ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド -Switch Pokémon LEGENDS アルセウス -Switch ポケモンカードゲーム イラストコレクション TVアニメ ポケットモンスター オリジナルサウンドトラックベスト1997‐2010 ~オーケストラアレンジ 宮崎慎二~ ホビー:ポケットモンスター rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」
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@ポケモンシグナス作成サイトへようこそ ポケットモンスターシグナスはFRのROMを改造して 新たな、ポケモンを作ってしまおうというトンデモ企画です この企画はゲームフリークとは一切関係ありません メンバーについて 現在まだ試作段階なのでログインメンバーは募集していません IPS情報 現在、プレイ用のIPSは配布されていません テスト用のみとなっております プレイ動画 とりあえず歩いてみました 周りの人は気にしないでくださいwww
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,ノヽハr─ -- 、_ ハ. / ヽ、、 ̄ Z__ r'^ レ' ,ゞ\r-‐-、\ 、j ヾ、ヾ.\ \〉 l 〉"ス ヽ _ノ jヽvヘlV (l l│ __丿 __ { } ヽl l \ \ ̄ニ_゙ー'^丶、__rl 〈ノ ,ゝ \\  ̄ ̄`ヽ、`丶、 ノ`トヘ `ヽ. 、ー----z´ ,r;-、 fj、 j ム、 / _  ̄ ̄ヽ、`ー' 。ノ 〈 7 `i 丶、 ゞア′ j. l 〉  ̄ ソ j , イ゙ーz _ , イ / / l. l` ̄'rー-ー'(_j_jノ j l ! ll l l、,_,ノ `‐'‐l l、 ヽ_j_,j〉 イーブイの進化系。 唯一王その有り得ない力 ブースターの攻撃種族値は130である。 これは最強ドラゴンと呼ばれるラティアス?やラティオス?よりも高く厨ポケと名高いガブリアスと等しい数値である。 また広い範囲でサブウエポンとしても人気の高い格闘タイプの技であるばかぢからも習得可能である。 ばかぢからの威力なんと120で命中も100という優れた性能の技である。 また特攻も95あり両刀するにふさわしい数値を誇っている。 タイプ一致から繰り出されるオーバーヒートは高い耐久と優秀な耐性を持つシュバルゴ?も一発で倒すことができる。 それに加え厨ポケの名を欲しいままにするラティオス?と等しい110という特防をもち、 その防御力はハピで止まりますとも呼ばれるハピナスよりも高く、 天候パの要であるバンギラス?や御大ことユキノオーよりも素早い。 また高い耐久を誇るトリデプス?と等しいHPを持つという奇跡のポケモンなのだ。 また特性はもらいびであり炎技を無効化できるだけではなく ただでさえ高い攻撃力や十分な特攻を用いた炎技をさらに強化できる。 また夢特性であるこんじょうによって道具は固定されるが能動的にもともと高い攻撃力をさらに強化できるのだ!! こういった事をふまえて何時の日にかブースターは唯一王と呼ばれ讃えられるようにるなったのだ。 言っておくが全く嘘は書いてない。 書いてて虚しくなってきた 実際の扱いはこちら 種族値 HP 65 こうげき 130 ぼうぎょ 60 とくこう 95 とくぼう 110 すばやさ 65 初代から一貫して不遇ポケモンの名を冠し続けるポケモンの代表格。 高い攻撃力を持つが物理の一致技は威力65の炎の牙が最高威力なためいかすことができず 一致技は能力値の低い特殊のほうが総合的に威力の高い。 素早さ65は激戦区である110~80には遠く及ばず、かといって遅すぎるわけでもないという中途半端な値であり 素早さの遅いほうから行動できるようになるトリックルームを用いていかすこともできない。 また唯一と言っていい他の炎単との差別点で長所であったばかぢからも ブースターよりもさらに攻撃素早さに秀でる新ポケヒヒダルマが習得してしまった。 さらにヒヒダルマはブースターが覚えられない高威力の炎技フレアドライブも習得できる。 また、旧ポケ組ではウィンディ?がばかぢからよりも使い勝手のいいインファイトを習得、ブースターの立場は完全になくなった。 なお仮にブースターがフレドラを覚えたとしても ブースターの耐久では襷で耐えてフレドラの反動で散っていくという未来が濃厚である。 数少ない希望であった夢特性もこんじょうであったためその望みは儚く散っていった。 また夢特性であるこんじょうを活かそうとしても自身のタイプが炎であるため火炎玉で火傷状態になることができず。 よりダメージを受けてしまう毒々玉を使わざるを得なくなる。 かつては同じように下げずまれていた唯一神?ことエンテイ?は強化され伝説の名に恥じない様になったのとは対照的である。 唯一神と唯一王一体どこで差がついたのか? 慢心、環境の違い… やる夫のポケットモンスター赤では やる夫がタマムシシティでイーブイを手に入れたころからチラチラとスレ住人にアッピルしていたが、 すでにやる夫の手持ちに厨ポケ一歩手前のモウカザルがいたことや住人の冷たすぎる反応、 何よりイーブイ自身がブースターに進化することを望んでいなかったため本編に登場することはなかった。 その代わり 1によってやたらとネタにされ幕間での出演が非常に多い。 どれぐらい多いかと言うとギエピーの本編出演よりも唯一王の幕間出演回数の方が多い。 やったね唯一王!哀れギエピー! 名前 コメント
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劇場版ポケットモンスターBW「神速のゲノセクト ミュウツー覚醒」 発売日:12月18日 劇場版「ポケットモンスター」シリーズ第16弾となる2本立て劇場版。 現代に甦った3億年前のポケモンと伝説のポケモンが激しい戦いを繰り広げる 『~神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』と、 短編『~ピカチュウとイーブイ☆フレンズ』を収録。 2013年7月公開。~キュレムVS聖剣士 ケルディオに続く劇場シリーズ16作目。17作目に~破壊の繭とディアンシーがある。 http //www.pokemon.co.jp/anime/movie/2012/ 監督 湯山邦彦 アニメーション監修 小田部羊一 脚本 園田英樹 絵コンテ 湯山邦彦、日高政光、吉川博明、関野昌弘、尼野浩正、飯島正勝 演出 吉川博明、関野昌弘、於地紘仁、飯島正勝、日高政光 キャラクターデザイン 毛利和昭、一石小百合、松原徳弘、山田俊也 総作画監督 毛利和昭、佐藤和巳、一石小百合 作画監督 橋本千絵、新岡浩美、中野悟史、佐藤陵、山下敏成、加野晃、酒井強至、竹内杏子、田口広一、新村杏子、吉田徹、山田俊也、松原徳弘 美術設計 田中俊成 美術監督 秋葉みのる 色彩設計 佐藤美由紀、吉野記通 撮影監督 柚木脇達己 撮影チーフ 青島彩 CGIスーパーバイザー 近藤潤 CGIディレクター 伊藤良太 CGIプロデューサー 坂美佐子 R Dスーパーバイザー 安生健一 CGIアートディレクター 高尾克己 CGIテクニカルディレクター 森泉仁智 モデリングスーパーバイザー 重松直也 CGIシニアデザイナー 石田直人 CGIリードデザイナー 久保田哲也 コンポジットスーパーバイザー 橋本聡 リードコンポジター 細川貴史 リードエンジニア 曽良洋介 CGIプロダクションマネージャー 平野翔太 CGIプロダクションアシスタント 奥谷麻由 特殊効果 太田憲之 編集 辺見俊夫 編集助手 野川仁、小守真由美 音響監督 三間雅文 音響プロデューサー 南沢道義、西名武 整音 安藤邦男 音響効果 神保大介 整音助手 上野未来 ADRエディター 犬塚昭和 フォーリーレコーディング 矢野さとし スペシャルサンクス 平野延平、なしもとりょうこ 音楽 宮崎慎二 参考資料提供 西澤丞 アニメーション制作 O.L.M Team Koitabashi 制作協力 スノードロップ ■関連タイトル Blu-ray 劇場版ポケットモンスター 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒 劇場版ポケットモンスター 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒 ミュージックコレクション TVアニメ ポケットモンスター オリジナルサウンドトラックベスト1997-2010 ポケットモンスター TV主題歌 パーフェクトベスト1997-2003 フィギュア・ホビー:ポケットモンスター 原作ゲーム DS ポケットモンスター ブラック
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次の日、ゲームコーナー 「では、早速遊ぼう……というのはつまらないから、ルールを決めよう」 「なんだよ、普通に遊べばいいだろ」 「それじゃ、つまらない。ここは勝負だろ。ルールは簡単。あらかじめ、コイン100枚を買って、渡しただろ?」 「ああ、あるな」 「ありますね」 「そうだな、ますは各自、いろいろなゲームをして、コインを稼いでいく。13時にここに集合して、一番、枚数の少ない奴が昼飯をおごりな」 「また、律は……」 「面白そうね」 「いいねえ~、やろう。もちろん、あずにゃんと私はコンビね」 「というより、ゆいは1人じゃ出来ないからな。お前らは2人で1人だな」 「だから、私とゆい先輩で2人で100枚というわけですか」 「そういうこと。後、夕食も賭けるからな。午前の枚数を引き継いで。最後に、コインを買って、増やすのは禁止な。だから、午前で0枚とかになると辛いぞ。では、スタート。私はスロットに行こうっと」 「それじゃ、私はカードめくりに」 「私はどうしようかな?」 皆さん、別々の方向に行きました。 「私達も行きましょうか」 「そうだね」 「私達は何をしましょうか」 「そうだねー。……あれ、やりたい」 ゆい先輩が指差したのは……麻雀? 「あれですか」 「そう、あれ」 「でも、私、ルール知りませんよ」 「大丈夫。私は故郷では、人鬼とも呼ばれたし、むこうぶちとも呼ばれてたんだ」 フンス、と得意げな、ゆい先輩。 「なんですか、それ。……まあ、ゆい先輩がやりたいなら、いいんですけど」 とりあえず、麻雀コーナーに向かいます。それにしても、いろいろなコーナーがあるものです。 「いらっしゃいませ。当コーナーでは、コインのビンタ麻雀です」 「ビンタ麻雀?」 「ビンタ麻雀は差しウマの一種で、特定の点数、当コーナーでは原点25000点ですが、原点以上のプレイヤーとそうでないプレイヤーの間で支払いが倍になる、ルールです。失礼ですが、ここのゲームコーナーのコインはありますか」 「はい、これですよね」 私は店員さんにコインを見せる。 「結構です。ちなみに、一発は掛け金の10分の1。裏ドラは掛け金の10分の1×その数。役満は掛け金に関係なく、50枚、トビ賞は30枚です」 どうしましょう、まったく、理解できません。今からでも、引き返したいです。そんな中でも、ゆい先輩は『O.K』と言って、やる気満々ですし。 「本当に大丈夫ですか?」 私はゆい先輩の耳元に呟きます。 「大丈夫だって、この私を信じなさい」 フンス、と自信満々に言うゆい先輩。私達は店員さんに案内され、席に着きました。 「店員さん、順位ウマは?」 「順位ウマはなしです」 「分かった。早速、始めよう」 「こんな可愛らしいお嬢ちゃん達が相手かい?」 正面に座っていた人が話しかけてきます。横のテーブルにはたくさんのコインが置いてあり、大変景気がよさそうです。 「あーあ、可愛そうに」 「ああ、あいつはここでも勝ちまくってる奴だからな」 興味津々ばかりにギャラリーが集まってきました。 「掛け金は……お嬢ちゃん達は初めてみたいだし10枚、東風戦だがいいかな?」 「かまわないよ」 「ところで、お姉ちゃんは幼稚園児のお嬢ちゃんを抱っこしながらやるのかい」 「ええ、まあ」 「くくく、まあ、頑張りな」 その後、簡単に自己紹介をしました。 「じゃあ、早速、始めるか」 1回戦・東4局(オーラス) 東・小暮さん 17000点 南・佐野さん 45000点 西・成金さん 13000点 北・ゆい先輩 25000点 「嬢ちゃんが2位とはお前ら、情けないな。……ツモ、2000・1000」 東・小暮さん 15000点コイン収支 -20枚 南・佐野さん 49000点 60枚 西・成金さん 12000点 -40枚 北・ゆい先輩 24000点 0枚 「大丈夫ですか、ゆい先輩」 今回の収支はゼロですが、1回もあがれていません。 「慌てなさんな。今は様子見だよ。じゃ、2回戦をやりましょうか」 2回戦・東4局(オーラス) 北・小暮さん 21100点 東・佐野さん 36900点 南・成金さん 17000点 西・ゆい先輩 25000点 「さっきから、あの嬢ちゃん、振らず、あがらずだな」 「それどころか、鳴きもしないな」 ギャラリーのそんな声が聞こえてきます。本当に大丈夫ですかね。 「嬢ちゃん、ギャラリーは不満だぞ。……どれ、リーチ」 トップの佐野さんがリーチです。 「余裕だな」 「ああ、リーチの必要もないのに」 「……ポン」 突然、佐野さんのリーチ牌をゆい先輩が鳴きました。 「この手を鳴くのか」 私には、よく分かりませんけど、ギャラリーには疑問のようです。 「……ツモ、500・300」 次のゆい先輩のツモで、あがることが出来ました。 「ハッハハハハ、ようやく、あがった手がゴミとはな」 佐野さんは高笑いして、自分の手を広げます。 「……フッ」 ゆい先輩は佐野さんの手を見て、ニヤリと笑います。最早、誰ですか、あなたは。でも、何を笑ったんでしょう、と手を見てみると、佐野さんの待っていた牌はゆい先輩と同じです。しかも、ゆい先輩が鳴いていなければ、一発でツモっています。まさか、ゆい先輩はこれを狙って……。 北・小暮さん 20800点コイン収支 -30枚 東・佐野さん 36400点 50枚 南・成金さん 16700点 -50枚 西・ゆい先輩 26100点 30枚 「……レートを倍にしませんか」 突如として、ゆい先輩がそんなことを言い出しました。 「ちょっと、ゆい先輩」 「いいぜ。なんなら、倍なんて言わないで、100枚にしようぜ」 「そうだな」 「ああ、いいぜ。嬢ちゃんは」 「……かまわないよ」 そして、3回戦・東一局 南・小暮さん 25000点 西・佐野さん 25000点 北・成金さん 25000点 東・ゆい先輩 25000点 「……リーチ」 「おいおい、いきなりかよ」 佐野さんが切ります。 「御無礼だよ。ロン、一発に裏が1枚のって、18000点。ボーナスで、コイン20枚」 3回戦・東一局・一本場 南・小暮さん 25000点 西・佐野さん 7000点 北・成金さん 25000点 東・ゆい先輩 43000点 「リーチ」 「またかよ」 成金さんが切ります。これで、ロンですね。 「……」 あれ、スルーですか。ゆい先輩はロンせずにツモります。 「御無礼だよ。ツモ、一発で4000オールの一本付け。ボーナスでコイン30枚」 「お、おい。こいつのはスルーかよ」 「ごめんね、ツモれる流れだったから」 3回戦・東一局・二本場 南・小暮さん 20700点 西・佐野さん 3700点 北・成金さん 20700点 東・ゆい先輩 55900点 「御無礼だよ、ロン。12000点の2本付け。佐野さんのトビで終了だね。トビ賞で30枚」 南・小暮さん 20700点 コイン収支計 -210枚 西・佐野さん -16300点 -460枚 北・成金さん 20700点 -10枚 東・ゆい先輩 68500点 680枚 「続けるかい?」 ゆい先輩が聞きます。 「あ、当たり前だろ」 「そうだ、レートは倍の200枚だ」 「もちろん、受けるだろ」 「かまいませんよ」 4回戦・東一局 「御無礼だよ。ツモ、4000点オール」 「くそ。このガキ、止まらない」 4回戦・東一局・1本場 南・小暮さん 21000点 西・佐野さん 21000点 北・成金さん 21000点 東・ゆい先輩 37000点 「その東、ポン(よし、これで、混一色聴牌)」 「……リーチだよ、佐野さん」 (なんだよ、おれを狙い撃ちってか。……ツモは東か) 佐野さんが東を切ります。 「御無礼だよ、ロン」 「えっ!」 「国士無双だよ。佐野さんのトビでトビ賞、役満賞で80枚に、コイン合計は3人合わせて、1280枚だね」 その後、ゆい先輩は掛け金をあげつつ、勝ちまくったのは言うまでもないでしょう。 そして、13時。 「では、早速、結果発表だ~」 パチパチパチパチ。 「まずは、ムギから」 「私は、1000枚かしら」 「お、やるな。暫定だけど、優勝候補だ。次は澪だ」 「私は……110枚」 「なんだよ、たったそれくらいかよ。10枚増やしただけじゃん」 「う、うるさい。律は何枚なんだよ」 「……さて、梓は?」 「おい!」 「わ、私は、……約10000枚です」 「そうか、それくら……っておい!なにをやったら、そんなになるんだよ」 「ゆい先輩の隠れた才能というか……」 「で、後は律だけだな」 「りっちゃんは何枚なの?」 「……じゃあ、澪の奢りで飯に……」 「「「「……」」」」 「……0枚です」 「「「「……」」」」 「……昼食を奢らせていただきます」 「あ、待って下さい。このコインでポリゴンをゲットしてきたいんですけど」 「別にいいけど、午後のコインは?」 「……もう一度、最初からの方がいいと思うんですが」 チラッ 「……そうだな」 チラッ 「……そうね」 チラッ 「哀れみの目で見るな!」 あるレストラン 「くそ、余計な出費だよ」 「りっちゃんの自業自得な気もするけど」 「梓。私、アップグレートを持ってるから、後でポリゴン交換してあげるよ」 「ありがとうございます、澪先輩」 「? どうして、交換するの?」 「ポリゴンはアップグレートを持たせて交換すると、ポリゴン2に進化するんですよ」 「なるほど。ポケモンは奥が深いんだね」 「一番、奥が深い存在が言うなよ」 「そういえば、あの噂って本当かな?」 私達の座ってる席の隣のカップルの声が聞こえてきました。 「あの噂?」 「あれだよ、ゲームコーナーにある、ロケット団の実験場に続く、入り口があるって噂」 「ああ、あれか。ただの噂だろ」 「そうかな?」 「なんだよ、そんなのがあんな場所にあるわけないだろ」 「そうだけどね。でも、あったら、面白くない?」 「怖いだろ、普通に」 そんな会話をしながら、カップルは席を立ち、去っていきました。 「……なあ、午後は今の噂を確かめないか。ちょうど、うろついてる時に面白い情報も入ったし」 「面白そうね」 「ふ、ふん。ただの噂だろ」 「怖いのか、澪ちゅわん」 「誰も怖いなんて言ってないだろ。いいよ、確かめてやろうじゃないか」 「私も行きた~い。あずにゃんはどうするの?」 「どうせ、ただの噂とは思うんですけど……」 「じゃあ、梓は行かないのか?」 「いえ、私も行きますけど……」 今までなら、素直に皆さんにお付き合いしたいんですが、噂とはいえ、ロケット団がかかわるって聞くと、なんというか、抵抗感がありますね。 「なんだよ、歯切れが悪いな」 「すいません。……その前に、ポケセンに行っていいですか?万全な状態で行きたいので」 ただの噂のはずなのに、ものすごく嫌な予感がします。 「ただの噂で慎重だな」 「念のためです」 昼食後、ポケセンでメンバーを調整し、再び、ゲームコーナーに来ました。ちなみにメンバーは、 ゆい先輩 ハッサム ヘルガー イーブイ ニューラ ガルーラ 正直な話、ポリゴン2もメンバーには入れたいんですけど、まだ、使い慣れていないので、却下しました。まあ、ぶっちゃければ、メンバーに変更がありませんが。 「そんなに、慎重にならなくてもいいんじゃないか?ただの噂だろ」 「そうは思うんですが……」 「きっと、梓ちゃんはロケット団といろいろあったから、神経が過敏になってるのよ」 たしかに、その可能性もあるとは思いますが。 「でもでも、あずにゃんの勘も馬鹿に出来ないんだよ」 「どうしてだ、ゆい?」 「だって、あずにゃんはネコみたいだもん。きっと、野生の勘が働いたんだよ」 「なるほど、一理ある」 「いや、ありませんよ」 「でも、噂を確かめに来たけど、どこにあるんだ?」 「フッ。私がコイン0枚になった時、いろんな話を聞いてまわったんだが、あるポスターの裏にスイッチがあるらしい」 「へ~、場所は分かるの?」 「任せろ。あっちだ」 律先輩の先導で人気のない場所に来ました。 「こんなところにあるのか」 「確かに、雰囲気はありますけど」 「それで、ポスターはどこにあるのかしら?」 「あそこだ」 律先輩が指差すところにポスターがありました。ポスターをめくると、確かにスイッチみたいのがありました。 「よく聞きだせましたね」 「ああ、白衣を着て、眼鏡をしている女の人に教えてもらったんだ」 「眼鏡ですか」 一瞬、イワヤマトンネルで、戦った、山中さんを思い出してしまいました。……まさか、同一人物? 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